法話の教典

弘法大師空海の教えを受けた僧侶の法話をお届けします

日々の一言

聖人の薬を投ずること機の深浅に随い

”聖人の薬を投ずること機の深浅(じんせん)に随(したが)い、賢者の説黙(せつもく)は時を待ち人を待つ。” 出典:般若心経秘鍵 名医は、患者の病状に応じて、出す薬を決めて、適切な時に投薬します。 同じように、どんなにすばら […]

生、これ楽にあらず。衆苦の聚るところなり。

”生(しょう)、これ楽にあらず。衆苦(しゅうく)の聚(あつま)るところなり。” 出典:遍照発揮性霊集 生きることは楽なことではありません。 人生に辛いこと、苦しいことはつきものです。 ただ、その苦しみを知っているからこそ […]

三界の狂人は狂せることを知らず

”三界(さんかい)の狂人は狂せることを知らず、四生(ししょう)の盲者は盲なることを識らず。” 出典:秘蔵宝鑰 迷っている人は、自分が迷っていることすら気づかないように、元々目の見えない生き物は、目が見えないことすら知りま […]

妙薬凾に満つれども、嘗めされば益無し。

”妙薬凾(みょうやくはこ)に満つれども、嘗めされば益(えき)無し。珍衣櫃(ちんいひつ)に満つれども著(き)ざれば則ち寒し。” 出典:遍照発揮性霊集 よく効く薬があっても、それを飲まなければ効き目は現れず、高級な衣類もそれ […]

一心の性は仏と異なることなし。

”一心の性(しょう)は仏と異なることなし。我心(がしん)と衆生心(しゅじょうしん)と仏心(ぶっしん)との三差別(しゃべつ)なし。この心に住(しょう)すればすなわちこれ仏道を修(しゅう)す。” 出典:遺誠 åç 自分の心を […]

物に定まれる性なし。人なんぞ常に悪ならん。

”物に定まれる性(しょう)なし。人なんぞ常に悪ならん。” 出典:秘蔵宝鑰 人との繋がりによって、変化し、いずれ消えていくこの世のすべてのものは、永遠に変化し続けます。 同様に、出会いに恵まれたならば、悪いこころは消え去り […]

法を求むることは必ず衆師の中においてし

”法を求むることは必ず衆師(しゅうし)の中においてし、道を学することは当(まさ)に衣食(いいし)の資(たす)けにあるべし。” 出典:遍照発揮性霊集 優れた教えを学んで世の中にそれを広めるには、良い先生に教わらなければなり […]

われ諸法を観るに、たとえば幻のごとし。

”われ諸法(しょほう)を観るに、たとえば幻(げん)のごとし。すべて是(こ)れ衆縁(しゅえん)の合成(ごうじょう)するところなり。” 出典:遍照発揮性霊集 この世は夢幻のようなものです。全ては縁でつながり生まれた幻の姿です […]

始めあり終わりあるは、これ世の常の理

”始めあり終わりあるは、これ世の常の理(ことわり)、生者必滅(しょうじゃひつめつ)はすなわち人の定まれる則(おきて)なり。” 出典:大日経開題 始めがあれば、終わりがあるのは、この世の理です。 形あるものは、いつかは壊れ […]