法話の教典

弘法大師空海の教えを受けた僧侶の法話をお届けします

日々の一言

人を送るに言を以てするは

”人を送るに言を以(もっ)てするは、古人も之(これ)を道(い)へり。” 出典:遍照発揮性霊集 いにしえの時代から人々は言葉を使って、自らの意思を伝えあっていました。 言葉は人を感動させることもあれば傷つけることもあります […]

如何ぞ己身の膏盲を療せずして

”如何(いかん)ぞ己身(こしん)の膏盲(こうこう)を療(りょう)せずして、たやすく他人の腫脚(はれあし)を発露(あらわ)すや。” 出典:三教指帰 なぜ、自分の病の治療すらせずに、他人の足の腫れ物を大げさに指摘するのでしょ […]

今あらゆる僧尼、頭を剃って欲を剃らず

”今あらゆる僧尼(そうに)、頭を剃って欲を剃らず、衣を染めて心を染めず。” 出典:秘蔵宝鑰 現在の多くの僧侶や尼僧は、真剣に仏法を求めないと弘法大師は嘆きました。 頭を剃っても欲を剃りきれず、衣を着ていても、心は仏道に邁 […]

毒箭を抜かずして、空しく来處を問う

”毒箭(どくせん)を抜かずして、空しく来處(らいしょ)を問う。” 出典:遍照発揮性霊集 毒矢を射られたなら、真っ先に矢を抜いて手当をしなければいけません。 その処置より先に、矢を放った犯人を探そうとするのは、まったくもっ […]

径路未だ知らず

”径路(けいろ)未だ知らず。岐(ちまた)に臨(のぞ)んで幾度(いくたび)か泣く。” 出典:遍照発揮性霊集 岐路を前にして、どの道に進むべきかわからずに、何度も涙をこぼした若き日の弘法大師のように、泣くほど思い悩むこともあ […]

夏月の涼風、冬天の渕風

”夏月(かげつ)の涼風、冬天(とうてん)の渕風(えんぷう)。一種の気なるも嗔喜(しんき)同じからず。” 出典:遍照発揮性霊集 同じ風なのに夏の涼風は人々に喜ばれ、、冬の強風は人々に歓迎されません。 気持ちの持ちようで、物 […]

煩悩の因縁数量あることなければ

”煩悩の因縁数量あることなければ、解脱(げだつ)の因縁もまた数量あること無し。” 出典:秘蔵宝鑰 煩悩が生じる原因や条件が無数にあるように、悟りを得る方法もまた無数にあります。 悩みや苦しみが多いほど、人の心に触れて情け […]

一切衆生に無始よりこのかた皆本覚ありて

”一切衆生(しゅじょう)に無始(むし)よりこのかた皆本覚(ほんかく)ありて捨離(しゃり)する時なし。” 出典:弁顕密二教論 この世に生きているすべてのものが授かった「覚(さと)る力」は一度とて失われたことはありません。 […]

陰徳ある者は、必ず陽報あり

”陰徳(いんとく)ある者は、必ず陽報(ようほう)あり。” 出典:高野雑筆集 人知れず良い行いをする人には、必ず良い報いが訪れます。 人に見られていないところでも、さりげない気遣いや思いやりを忘れない人はすでに、幸福を呼び […]

信修すれば、則ちその人なり

”信修(しんしゅう)すれば、則(すなわ)ちその人なり。もし信修することあらば、男女を論ぜず、皆、これその人なり。” 出典:遍照発揮性霊集 同じ目的をいだき、日々精進努力する人に男女の差などなく、平等なのです。 信念をもっ […]