法話の教典

弘法大師空海の教えを受けた僧侶の法話をお届けします

日々の一言

舟車は用を別にし、文武は才を異にす

”舟車(しゅうしゃ)は用を別(こと)にし、文武は才を異にす。若(も)し其の能に当るときは事則(すなわ)ち通じて快し。用(ゆう)、其の宜(よろ)しきを失うときは、労すと雖(いえど)も益無し。” 出典:高野雑筆集 船と車とで […]

我が心は無色無形なりと雖も

”我が心は無色無形(むしきむぎょう)なりと雖(いえど)も、而(しか)も本来精浄(しょうじょう)にして潔白(けっぴゃく)なること、猶(なお)し、満月のごとし。” 出典:秘蔵記 心には、色も形もないというけれど、私たちの心は […]

それこの大虚に過ぎて広大なるものは

”それこの大虚(たいこ)に過ぎて広大なるものはわが心、かの法界(ほっかい)を超えて独尊(どくそん)なるものは自仏なり。” 出典:遍照発揮性霊集 人の心は、悠々たる天空よりも大きなものです。 その心こそ、唯一絶対である仏の […]

一心に安住して分別なし

”一心(いっしん)に安住して分別なし、内風下風(ないふうげふう)吾(わ)が耳を誑(たぶらか)す。” 出典:遍照発揮性霊集 悟りの世界では、自分自身や他者の価値観に惑わされることなくすべての物事を正しく平等に見ることができ […]

迷悟我にあれば、発心すればすなわち到る

”迷悟(めいご)我にあれば、発心(ほっしん)すればすなわち到る。明暗(めいあん)他にあらざれば、すなわち信修(しんしゅ)すればたちまちに証(しょう)す。” 出典:般若心経秘鍵 迷いも悟りも、自分自身の心の中にあり、悟りを […]

挙體空空にして所有なし

”挙體空空(きょたいくうくう)にして所有(しょう)なし、狂児迷渇(きょうじめいかつ)して遂に帰ることを忘る。” 出典:遍照発揮性霊集 陽炎は燃え盛ったように見えていてもその実体にたどり着くことはできません。人は時折惑わさ […]

松巌の下、白雲の人を想う

”松巌(しょうがん)の下(もと)、白雲(はくうん)の人を想う。秋月(しゅうげつ)ひとたび推して、春花(しゅんか)ふたたび開く。” 出典:遍照発揮性霊集 松の木が覆う巌に住む私は、白い雲を見てあなたを思い出します。 秋月が […]

発心して遠渉せんには、足にあらざれば能わず

”発心(ほっしん)して遠渉(おんしょう)せんには、足にあらざれば能(あた)わず。” 出典:遺戒 こころざしを持って前に進もうとするとき、いかにその先に困難が待ち受けていたとしても自分の力で進まないかぎり、目標に到達するこ […]

遮那は中央に坐す

”遮那(しゃな)は中央に坐(いま)す。遮那は阿誰(たれ)の号(な)ぞ。本是(もとこ)れ我が心王(しんのう)なり。” 出典:遍照発揮性霊集 曼荼羅世界の中心に座っている大日如来とは誰のことなのか。 その正体は、私たちの心の […]

文に臨むも心昏し

”文(もん)に臨むも心昏(くら)し。願って赤県(せきけん)を尋ぬ。” 出典:遍照発揮性霊集 「経典を学ぼうとしてもどうしても理解することができない。」との唐の長安にわたる決心をした弘法大師がいます。 わからないということ […]