法話の教典

弘法大師空海の教えを受けた僧侶の法話をお届けします

日々の一言

文はこれ糟粕なり。文はこれ瓦礫なり。

”文(もん)はこれ糟粕(そうはく)なり。文はこれ瓦礫(がれき)なり。” 出典:遍照発揮性霊集 「文とはガラクタや瓦礫のようなものです。」 この言葉は文字だけでなく、心で伝えることの大切さを伝えるときに用いられた言葉です。 […]

物に善悪あり、人に賢愚殊なり

”物に善悪あり、人に賢愚殊(けんぐこと)なり。賢善の者は希(ま)れに、愚悪の者は多し。” 出典:秘蔵宝鑰 物事には善と悪があり、善を賢者、悪を愚者とするならば、賢者と呼ばれる人は少なく、愚かな人の方が多いのです。 人は少 […]

如来の説法は病に応じて薬を投ぐ

”如来(にょらい)の説法は病に応じて薬を投(な)ぐ。根器萬差(こんきまんじゃ)なれば針灸千殊(せんじゅ)なり。” 出典:弁顕密二教論 病の違いに合わせて鍼や灸の治療法が千種類以上のあるのと同じで、仏様は人の考えや悩みに合 […]

摩尼と燕石と驢乳牛醐と察せずばあるべからず

”摩尼(まに)と燕石(えんじゃく)と驢乳牛醐(ろにゅうごご)と察せずばあるべからず。察せずばあるべからず。” 出典:秘蔵宝鑰 価値のある宝石と、まがい物の石ころ。 ロバの乳と香り高い牛のバター。その違いをよく知ることが必 […]

任重く人弱くして夙夜に陰を惜む

”任重く人弱くして夙夜(しゅくや)に陰を惜む。” 出典:遍照発揮性霊集 「我々の責任は重く、また人間とは弱いもの。早朝より夜に至るまで、無駄にできる時間など一瞬たりともないのです。」 遣唐使として唐に渡り、福州にたどり着 […]

因果あい感ずること、あたかも声響のごとし

”因果(いんが)あい感ずること、あたかも声響(しょうこう)のごとし。業縁(ごうえん)唱和すること、かえって形(けい)と影(えい)とに均し。” 出典:遍照発揮性霊集 おこないとその結果は、やまびこと同じで、しばらく時をおい […]

山水に静かなり。神、煙霞に王たり

”形、山水に静かなり。神(こころ)、煙霞(えんか)に王たり。春の華、錦を織れば、之(これ)に対(むか)って情(こころ)を陶(やわら)げ、秋の葉、帷(とばり)を散ずれば、之を見て帰ることを忘る。” 出典:文鏡秘付論 沢水の […]

洪鐘の響、機に随いて巻舒し

”洪鐘(こうしょう)の響(ひびき)、機に随(したが)いて巻舒(けんじょ)し、空谷(くうこく)の應(よう)、器を逐(したがい)て行蔵(こうぞう)する。 ” 出典:遍照発揮性霊集 鐘の鳴り響く音は、鐘をつく力に比例し、こだま […]

名教を以て宗と為せば

”名教(みょうきょう)を以(もっ)て宗(そう)と為せば、則(すなわ)ち文章は紀綱(きこう)の要為(た)るなり。世間出世、誰か能(よ)く此(これ)を遺(わす)れんや。” 出典:文鏡秘付論 世の中の教えは言葉によって成り立っ […]