法話の教典

弘法大師空海の教えを受けた僧侶の法話をお届けします

日々の一言

五大に皆響き有り、十界に言語を具す

”五大に皆響き有り、十界(じっかい)に言語(ごんご)を具(ぐ)す。六塵悉(ろくじんことごと)く文字(もんじ)なり、法身は是(こ)れ実相(じっそう)なり。” 出典:声字義 森羅万象の響きは、仏の言葉です。 すべての感覚を研 […]

それ釈教は浩汗にして際なく涯なし

”それ釈教(しゃっきょう)は浩汗(こうかん)にして際なく涯(がい)なし。一言(いちごん)これを蔽(おお)えばただ二利(にり)あり。” 出典:御請来目録 釈尊の教えは広大無辺にして、その真髄を一言で表すと、自利つまり、自分 […]

一切智智とは、智とは決断簡択の義なり

”一切智智(いっさいちち)とは、智とは決断簡択(けつだんかんちゃく)の義なり。” 出典:即身成仏義 一切智智の智とは、決断した上で、選びとること。 仏教における最高の智恵のことです。 生きることは、選択の連続であり、選択 […]

それ衆生は狂迷して本宅を知らず

”それ衆生(しゅじょう)は狂迷(きょうめい)して本宅を知らず、三趣(さんしゅ)に沈淪(ちんりん)し、四生(ししょう)に跉跰(りょうび)す。苦源を知らざれば、還本(げんぽん)に心なし。” 出典:大日経開題 人は常に迷い、自 […]

古の人は道のために道を求む

”古(いにしえ)の人は道のために道を求む。今の人は名利(みょうり)のために求む。名のために求むるは求道(ぐどう)の志(こころざし)にあらず。求道の志は己を忘るる道法なり。” 出典:遍照発揮性霊集 昔の人は、真理を追求する […]

文章は興に乗じて便ち作れ

”文章は興(きょう)に乗じて便(たちま)ち作れ。興なくんば睡(ねむ)るに任せよ。睡れば大いに神(しん)を養う。” 出典:文鏡秘府論 ものを書くときは、勢いに任せて書きましょう。書く勢いが無いときは休みましょう。 良い仕事 […]

菩薩の用心は、みな慈悲をもって本とし

”菩薩の用心は、みな慈悲をもって本(もとい)とし、利他をもって先(せん)とす。” 出典:秘蔵宝鑰 菩薩の心は、すべてのことにおいて、慈悲をもってすべての人の幸せを優先しています。 私たちも慈悲の心を持つように心がけ、浅は […]

長兄は寛仁を以って衆を調え

”長兄(ちょうけい)は寛仁(かんじん)を以って衆を調(ととの)え、幼弟(ようてい)は恭順を以って道を問え。” 出典:遍照発揮性霊集 経験豊富で上に立つ人は、寛容な心をもって、人をまとめ、若くて未熟な間は、素直に教えをこい […]

未だ有らず、一味美膳を為し

”未だ有らず、一味美膳(いちみびぜん)を為し、片音妙曲(へんおんみょうきょく)を調(しら)ぶ者は。” 出典:遍照発揮性霊集 どんな料理も一つの味だけでは味気のない料理になります。どんな音楽も一つの音階だけでは名曲は作れま […]