”如来(にょらい)の説法は病に応じて薬を投(な)ぐ。根器萬差(こんきまんじゃ)なれば針灸千殊(せんじゅ)なり。”
出典:弁顕密二教論

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病の違いに合わせて鍼や灸の治療法が千種類以上のあるのと同じで、仏様は人の考えや悩みに合わせて教えを説かれています。いずれもその人に合わせた適切な対応が必要だからです。
人はそれぞれ立場や考え方が違います。「あの人は理解しようとしていない」と憤る前に、相手の立場や事情、理解力等、さまざまな角度から考えてみることが必要なのです。

千差万別

世の中は、さまざまな人が存在しています。
さまざまな価値観、さまざまな生活、さまざまな言語、さまざまな食事など、どれをとっても同じものなんて一つもないのです。

当然、この世の中で売られているものは、一人ひとりに合わせているわけではなく、標準的な枠を決めて、それに合わせて売っているものがほとんどです。

に対して、オーダーメイドというものは、個人に合わせてものを作ります。
当然、価値は高く、価格も高いものとなります。

値段は高くても、あなたに合わせて作られているものは、標準的なものに比べて、あなたにとってはより価値の高いものとなります。

より価値の高いものを提供しようとするなら、一人ひとりに合ったものを提供しなければならないのです。

人はそれぞれ違う

ということを前提に、人と接する必要があるのです。

否定的な考え方から入るのではなく、肯定的に客観視することで新しい考え方を取り入れることができるのです。

おおらかな心をもって、人に接してみてください。
きっと思いもよらなかった視点が生まれるはずです。