”文(もん)は執見(しっけん)に随(したが)って隠れ、義は機根を逐(お)って現(あら)はるのみ。”
出典:弁顕密二教論

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読み手の考え方や知識が偏ってしまうと文章の本来の意味をとらえることができません。
教養や読解力、センスを磨き、書き手の技量に自らを近づけることで、文章の根本にある深意がはっきりと読み取れるようになります。

千差万別、百人十色、人は存在するだけ考え方も存在します。

あなたとまったく同じ考えを持つ人は、この世の中には存在しません。

同じ考えをもっていたとしても、細かな部分を突き詰めていけば、まったく違うことがわかるようになります。

例えば、この日本。

日本人の中で、

日本を良くしたい

という考えは、ほとんどの日本人が共通して持っている考えです。

しかし、良くする方法や根本となる考え方は、まさに千差万別。

大きく分ければ、自分のために日本が良くなればいいと考える人と、自分が犠牲をはらってでも日本を良くしようと考える人。

さらに細かく分かれていくと、まったく考え方が違ってくるのです。

この人は自分とはちがうということを前提として、自分の考え方、知識を広げていかなければ、自分自身の考え方や価値観しか認められない存在になってしまいます。

常に、人は千差万別であるということを意識し、さまざまなことを求めるようにしましょう。

その先に、あなたが本当に求めるものが見つかるはずです。