”遮那(しゃな)は中央に坐(いま)す。遮那は阿誰(たれ)の号(な)ぞ。本是(もとこ)れ我が心王(しんのう)なり。”
出典:遍照発揮性霊集

mandara

曼荼羅世界の中心に座っている大日如来とは誰のことなのか。
その正体は、私たちの心の中に住まわれている仏そのものです。
人は、正しい道を模索し、それぞれに与えられた正しい道を歩むことで、幸せになることを運命づけられた存在なのです。

曼荼羅」とは、仏教の世界観を表現した絵画等のことです。

もっと解釈の範囲を狭めると、「曼荼羅」は両界曼荼羅ということであり、その中心には、日本密教の教えの中心ともなる大日如来が中心に座しています。

曼荼羅」は、小宇宙を表したものとしてもとらえられています。

わたしたち自身を表したものとしてもとらえることができます。

私たち自身ととらえた時、「曼荼羅」の中心にいる大日如来が私たちの体の中心に住まわれていることになり、私たちが進む方向性を見定めてくれていると考えることができます。

体の部分のそれぞれの役割をそれぞれの諸仏が担当し、判断する。
まさに、諸物は人の体の中にある、臓器一つ一つの役割としてとらえることができます。

これを会社に当てはめることもできるし、国家、さらには地球としてとらえることもできます。

それぞれが与えられた使命の中で、きちんと役割を果すことで、世界が成り立っているのです。

自分に与えられた使命はなんなのか、考えながら、一度「曼荼羅」を眺めてみると、あなたの心の中央にいる大日如来が、あなたに語りかけてくるかもしれません。