”高山に風起ち易く、深海に水量り難し。”
出典:遍照発揮性霊集

高い山であればあるほど、強い風が吹き、深い深い海に、どれだけ水があるのか、推し量ることはできません。
つまり、自然とは、私たちの手におえないものであり、私たちの手におえないことが起きたのであれば、この大自然のように、事の成り行きに任せてしまえばいいのです。

世の中には、自分の手におえないことはたくさんあります。

私たちは、それでもなんとかしようとして、あれやこれやと手を尽くしてしまいがちです。

自然のちからに例えられるように、今の自分の力ではどうしようもないことが起こったのであれば、流れに身を任せることも大切です。

例えば、津波。

人間は、自然の摂理に歯向かおうとします。
津波すら凌駕できると考えていました。

その象徴が

「巨大堤防」

しかし、あっけなく津波に飲み込まれてしまいました。

このことを理解し、手に負えないとわかった時点で、方法論を変えるしかないわけです。

ここでいう身を任せるというのは、身を任せて何もしないということではありません。

正面から向き合うのではなく、新たな方向性を見つけるために、それまで考えてきたことは捨てるということです。
一つの方向性を捨てることで、別の新たな方向性が見えてくるのです。

つまり、思考停止するという意味ではなく、あくまで、今の自分の力ではどうしようもないことが起こった時のことであり、頑張ればできることを諦めるのとは意味が違いますので、ご注意を!