”それ禿(かぶろ)なる樹(き)、定(さだ)んで禿なるにあらず。”
出典:秘蔵宝鑰

kumo3

冬にはたち枯れたように見えた木でも、春になると新芽が成長し、花を咲かせます。
現状が逆風でうまくいってないとしても、努力を怠らず、まじめに取り組んでいれば、才能やその実力を発揮できる日は必ず訪れるのです。

通常、禿げた髪の毛は残念ながら再生することはありませんが、人によって、効果があるものもあります。

一方、落葉樹は、一時、葉をすべて落としてしまって、厳しい季節を乗り越えます。
枯れたように見える木でも、力を内にため込んで、次に来る暖かい季節に備えているのです。

人生にとっても、厳しい時期は必ず訪れます。
その時期にためられるものをためていれば、チャンスが訪れたときにためたものを爆発させることができるのです。

「風車、風が吹くまで昼寝かな」

太平洋戦争の動乱期に首相となり、戦争責任を負わされた廣田弘毅が外交官時代、昭和2年にオランダに左遷されたときに冗談で詠んだものです。

廣田弘毅」については、その生涯を描いた城山三郎の『落日燃ゆ (新潮文庫)』という本があるので、興味のある方は読んでみてください。

この一句からは、自分が活躍できる時期が来るまでは、自力をためてそのときに備えるという意味合いが感じられますが、そのようなときは誰にでもあります。

不本意な状態になったとしても、その状態を次へのステップアップにつなげられるかどうかが自分が成長できるかどうかの鍵になるのです。

常に自分にとってプラスの方向に考える思考を持つことで、どんなことからも学びを得ることができます。

つらい状態にどう対処するかが、あなたの価値を高めるきっかけとなるのです。