”それ衆生(しゅじょう)は狂迷(きょうめい)して本宅を知らず、三趣(さんしゅ)に沈淪(ちんりん)し、四生(ししょう)に跉跰(りょうび)す。苦源を知らざれば、還本(げんぽん)に心なし。”
出典:大日経開題

kibou

人は常に迷い、自分がいるべき場所を知らず、生死の間をさまよい、苦しんでいるのです。
それなのに、苦しんでいる本当の原因に気づくことはなく、根本の原因を見つめることをしません。
悩み、苦しみ、絶望を感じるときは、一つのことにこだわらず、執着の心を捨てて、原点に立ち返ることで、問題が解決することがほとんどなのです。

自分の現在地を知ることは非常に重要です。

自分が今置かれている立場、状況を分析することで、実行しなければならないこと、実行したほうがよいこと、やらなくてもよいことなどが見えてきます。

自分がやらなければいけないと思っていることのほとんどが、特にやらなくてもいいことだとわかります。

前にも紹介しましたが、広大なローマ帝国を築いた「ユリウス・カエサル」はこのように言っています。

人は自分が見たいと思うことしか見ない

見たくない現実に目を向けてこそ、問題解決の糸口が見つかり、問題の解決へ進むことができるのです。

多くの人は、このことを忘れ、自分が見たいことだけを見ているのです。

答えは自分が持っているのです。

ただ、見ないだけ。

問題があるのなら、見たいことではなく、見たくないことに目を向け、問題の原点に立ち返るようにしてみてください。

きっとその問題は大したことではないと気づくはずです。