”鴻雁(こうがん)の序(ついで)ある如く羣生(ぐんじょう)を利済(りさ)すべし。”
出典:遍照発揮性霊集

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秩序を保って飛んでいる雁の群れのように、一人ひとりの行動が合わされば、まさに、一糸乱れぬ大きなことを成し遂げることができます。
同じ目標に向かって、お互いがお互いを助け合い、同じ目標を持った人と人との間に硬い絆が結ばれます。

雁が空を飛ぶ姿を見たことがありますか?

群れで飛んでいるときは、まるで測ったかのように、左右対称になるようにV字編隊を組んで飛んでいます。

V字編隊で飛んでいるのには、合理的な理由があります。

渡り鳥である雁の旅は非常に長く飛ばなければならないので、できるだけ疲れない飛び方をします。

前の鳥が羽ばたくことで、その後ろには、上昇気流が生じます。
後ろを飛ぶ雁は、その上昇気流を利用して、体力を消費せずに飛ぶことができます。

先頭を飛んでいる雁は、空気抵抗が大きいので、早く体力を消耗するので、
疲れたら、最後尾に移動し、2番めに飛んでいた雁が先頭を努めます。

真ん中の方で飛んでいる雁もV字編隊を離れると空気抵抗が強くなり、体力を奪われるので、V字編隊を離れることはできません。

雁がこのことを科学的に知っているわけはありませんが、進化の段階で本能的に最も有効な方法を導き出しているわけです。

単独では長い距離を飛ぶことができないため、お互いに力を合わせるすべを知っているんですね。

先頭を飛ぶのは、最も力のある雁です。
そして、力が尽きたなら、先頭に固執することなく、最後尾に回るのです。
力自慢でない平均的な雁たちは、先頭には立たないものの、編隊を乱さないように努力し、全体も見捨てることなく、協力しあって、長い距離を渡り切るのです。

私たち人間も、一人ではできないことがたくさんあります。
お互いが力を合わせ、足りない部分は補いあうことで、考えもつかなかった大きなことを達成することができるのです!