”一切世間は但(ただ)しかくの如く字相(じそう)をのみ知りて、未だかつて字義(じぎ)を解せず。”
出典:吽字義

neko

人は、字の形を知っていたとしても、その文字自体の本当の意味を理解しているわけではありません。
見た目で判断して、ものごとのすべてを知った気にならずに、そのものの本質を見極めようとする姿勢が、あなたの成長につながるのです。

私たちが取り入れている情報の9割が目から入る情報です。
どうしても目から取り入れる情報が多いので、それが全てであると勘違いしてしまいがちですが、目に見える部分は本質を隠すバリアーでもあるわけです。

人が他人のことを理解していると思っても、その人の1%しか理解していません。
残りの99%は目には見えない情報なのです。

例えば、あなたが30歳だとして、プライベートでも仕事の関係でもいいですが、初めてあった人があなたのことをどれだけ理解できるかといえば、1%すら理解できないわけです。

あなたという人格が形成されてきた背景には、育った環境や関わった人、言葉では言い表すことができないさまざまなことが関係しています。
それを目に見えたものだけで判断することはできないのと一緒です。

目に見える情報だけでなく、五感すべてを使って、時には第六感をも総動員して、物事の本質を見極めようとする意識や行動が必要になるのです。

似たようなことで、「メラビアンの法則」というものがあります。

これは、世間では「見た目9割」という認識で理解されている節がありますが、本当の意味は、

「好意や反感などの感情を伝えるコミュニケーション」という特定の状況下において、言語情報と聴覚情報と視覚情報が矛盾した場合、話の受け取りてである相手が重視するのは

1.「言語情報:メッセージの内容」が 7 %、
2.「聴覚情報:声のトーンや口調」が 38 %、
3.「視覚情報:ボディランゲージや見た目」が 55 %

ということで、相手に理解されようと思うのであれば、目から入る情報を、相手が受け取りやすい状態にしておくことが最低条件であるということです。

なので、相手のことを理解しようとするのであれば、目から入る情報はもちろんのこと、それ以外の部分を理解しようとしなければならないということです。

常に、物事の本質があるということを意識し、人を見る目、物を見る目を養うようにしてください。